ホットリンク(3680)株価予想 ~今後の株価は~
【初めに】
東証マザーズのホットリンクについてまとめてみます。
私はここの株買いたいと思ってるんですけど、今は信用買残が多すぎて様子見中です。
この規模の会社で信用買残が240万株あるのは恐ろしいですね~。信用買残が改善されてきたら購入する予定です。
8月15日時点で更新しました。
【企業説明】
決算資料では事業内容が以下の3つに分けられています。
twitterやinstagramを利用したマーケティングの支援となります。分析やコンサルから広告の運用代行まで、幅広く手掛けています。
・クロスバウンド事業
顧客の中国市場向けマーケティング支援となります。
・DaaS事業
世界中のSNSデータへのアクセス権の販売となります。twitterを除く世界中の公開型SNS運営会社とソーシャルメディアのデータアクセス権に関する販売契約を締結し、グローバルIT企業に販売しています。顧客にはセールスフォースやIBM等の大企業も含まれるようですね。
DaaSって言葉はこの会社を調べて初めて聞いたのですが、Data as a serviceの略みたいですね。
【株価の推移】
2013年末に上場して高値5670円をつけてからは右肩下がりで、中々浮上のきっかけをつかめていない感じです。コロナショックで上場来安値190円をつけてからは決算が好調だったこともあり今年の6月2日に910円まで株価を上げてきました。しかしこれといった情報が見つかりませんが、株価ダラダラと下げ続けてきました。加えて、8月の決算で利益面の悪化、通期上方修正が無かったことで株価S安となり、8月15日時点で511円まで下がっています。上述した信用買残の多さも株価下落の原因の一つかもしれません。
【直近決算のまとめ】
8月11日の2Q発表が直近の決算発表になります。1Qの売上高はYonYで+44.7%と好調です。QonQでも増収していますし、ここは季節要因で下期に売上が偏るタイプなので、売上は問題なさそうですね。しかし、利益の方がQonQでかなり落ちています。
私が注目している点はSNSマーケティング支援事業とクロスバウンド事業の成長性の高さです。前年まではずっとDaaS事業が売上を牽引している形でしたが、今では両事業がそれぞれDaaS事業の売上高に近づいてきています。事業別の2Q累計売上高をみると、SNSマーケティング支援事業はYonYで+77%、クロスバウンド事業は+95%となっており、かなりの高成長です。今期以降、事業全体の売上高の成長も加速していくことになると考えています。
営業利益に関しては、売上が一番少ない1Qの段階で既に黒字になっていました。2Qでも黒字ですし、前年がどちらも赤字だったことを考えると安定して利益も出せるようになっていますね。ただ、2Q時点で利益は1Qより落ちています。利益率の高いDaaS事業の売上が落ちたことと、クロスバウンド事業の売上構成が変わったことで、利益率が悪くなったようですね。この点は今後の利益率に大きく影響するので、気になるところです。
とは言え、既に最終益は通期予想を超過していますし、利益率が悪くなったとしてもここから赤字になるとも考えにくいですし、上方修正は出てくると思います。会社側は精査中とのことで修正に関して特に触れていませんが、時間の問題でしょう。
【今後の展望】
2019年にインターネット広告費はテレビメディア広告費を上回り、その中でもソーシャルメディア広告市場は成長が著しいです。国内のソーシャルメディア広告市場は2019年の5200億円から2025年には1.1兆円になる見込みです。ホットリンクは消費者のブログやtwitterアカウント等のSNSのような、消費者が発信するメディアをターゲットとしており、こういった企業は珍しいそうです。
この大きな成長性を秘めた市場で、競合が少ない環境で、今後どれくらい同社が成長していくのかを見ていきたいと思っています。
クロスバウンンド事業に関しても、成長は期待できます。中国市場でもSNSマーケティングが重要なことは変わりませんし、同社のサービスの重要性は大きくなってくると考えています。まだ、同事業をスタートして数年ですが、売上高も右肩上がりなので、今後の伸びも期待できます。
ここは5ヵ年目標を出していて、2025年12月期目標は売上高200億円で営業利益24.6億円となっています。2021年12月期の営利予想は1.47億円なので、2025年までに16.7倍になる計算です。5年以内にテンバガーも狙えるかもしれません。
【最後に】
実際に自分もtwitterやinstagramを利用して、そこから購入したくなった商品やサービスが多々あることを考えると、ソーシャルメディア広告の力はすごいと思います。今後もこういったSNSを利用する人は増加していく一方だし、益々ホットリンクの影響力は大きくなっていくと思います。
後はとにかく信用買残が減ってくれるのを待ちます。今は買いたいけど買えない!
以上です!最後まで読んでいただきありがとうございます!
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