ロジザードの株価予想
今回はロジザード(4391)に関してまとめてみました。
この銘柄は今はポジションないんですけど、買うタイミングを探している状態です。
最大の理由は、自動化倉庫やそこで使用されるような物流ロボットにとって必要となるシステムを同社が提供しているためです。
今って世界中でEC市場がどんどん拡大していますよね。EC経由では個人のお客さんに商品を配送する必要があるため、物流業界の業務量は拡大していきます。
物流業界の人手不足は深刻化しており、それを解消するための手段として、倉庫の自動化やロボットの利用は必須となります。最近ではソフトバンクグループがロボ倉庫事業を手がける企業に出資し、話題になりましたね。まだ時価総額60億程度のロジザードがロボ倉庫関連で話題になったら、株価の上昇余地は大きいのではないでしょうか。
【目次】
【企業説明】
事業としては、通販向け在庫管理システムをクラウドで提供しています。
売上高の内訳はクラウドサービスと開発・導入サービス、機器販売サービスの3つのセグメントに分かれています。3つのセグメントはそれぞれ以下の通りです。
・クラウドサービス
➡システムサービスの提供、機器端末のレンタル、サポートの提供
・開発、導入サービス
➡顧客の要望に基づくカスタマイズ、クラウドサービスの導入支援
・機器販売サービス
➡クラウドサービスで顧客が利用する機器やサプライ品の販売
売上の大半はクラウドサービスとなっていて、クラウドサービスでは3つのシステムサービスを提供しています。
・ロジザードZERO
➡倉庫の入荷から出荷、在庫管理の一連の業務を支援
・ロジザードZERO STORE
➡複数店舗の在庫一元管理を支援
・ロジザードOCC
➡リアルタイムな在庫一元化を提供
【株価の推移】
2018年7月4日に上場していて、2019年に上場来高値4380円をつけています。ここ一年くらいでは、2020年8月に高値2600円を、今年の3月に高値2942円を付けていますが、どちらも跳ね返されていて、しばらく1900円~2000円付近でもみ合いを続けていました。8月の決算発表が好感され、株価少し上振れしたものの、すぐに抑えられていて、今後ここから上昇できるかどうかが気になる状況です。
【直近決算のまとめ】
8月13日の本決算発表が直近の決算発表になります。
3つのセグメントの中でもクラウドサービスが全体売上高の75%を占めています。次点が開発・導入サービスで17%となります。クラウドサービスは右肩上がりですね。月額制なので安定しているというのもありますが、四半期ごとに数パーセントずつ積み上げていってる形です。前年対比で開発・導入サービスはやや減収なのですが、案件の後ろ倒しがあったためなので問題ありませんね。
物流業界におけるロジザードの存在感は年々強まっています。決算資料に、国内宅配便取扱個数に対する同社システムからの出荷件数の割合が示されていますが、2017年6月期では1.29%だった割合も、前期の時点で1.90%まで上がっています。
【今後の展望】
現状での売上の成長は年間で10%付近と、大きな成長性をみせている銘柄ではありません。しかし、導入の部分でも説明したように、物流業界では人手不足が深刻であり、自動化倉庫の需要が高まってきています。ロジザードのシステムはギークプラス社のAI物流ロボットと連携しています。これにより、自動化倉庫が増えてきた際にも、同社のシステムは利用されていくことになります。こういった点でも、ロジザードに対する需要は今後も間違いなく増えていく訳ですね。
コロナの影響で、小売業のECシフトは拡大してきています。その恩恵を受け、ロジザードは今期の通期予想を今までよりやや高めの増収率に設定しています。その動きはしばらく続くと認識していて、ロジザードの事業にとっては追い風となりますね。今後数年で、大きく需要が伸びていく可能性もあります。
株価は上場来高値から半値以下になってしまっていますが、1.2年くらいで上場来高値を更新してもおかしくないと考えています。決算の数字というよりも提携などのIRに注目していきたいですね。
【最後に】
ギークプラス社の物流ロボットはルンバみたいな見た目していますね。現在、アマゾンやニトリでも物流ロボットは使用されているようです。今後、ロボ倉庫がどんどん増えてくるのでしょう。ロジザードは売上の成長もそこまで大きいわけではなく、まだまだ時価総額も小さいですが、将来性にとても期待してしまう銘柄の一つとなります。
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