今話題のDX銘柄!WACULの株価予想
今回はWACUL(4173)に関して記事にしてみました。
みなさんは同社の社名を読めますか?「ワカル」が正しい読み方です。
2021年のIPO銘柄として今年2月に上場していますが、数多の新規上場銘柄と同じく、上場後から同社の株価は右肩下がりの状態となっています。
株価に関してはさておき、事業内容はとても面白い会社だと思っているので、調べたことを以下にまとめてみますね。良かったら最後まで読んでみてください!
【目次】
【企業説明】
決算資料では事業を2つにわけて概要の説明をしています。それぞれの事業は以下に示します。
プロダクト事業
アクセス解析を自動で行い、重要なポイントを教えてくれるツール「AI analyst」を月額課金制で提供します。また、特化型のツール「AI analyst SEO」等を毎月従量課金型で提供します。
インキュベーション事業
顧客のマーケティング業務におけるDX化を支援する、DXコンサルティングサービスを提供します。
従来型の非デジタル型の業務をデジタルに置換することで、顧客のコスト効率化と売上拡大に貢献する事業です。こちらはプロジェクト単位での課金となります。
【株価の推移】
2021年2月19日に上場していますが、初日は寄り付きませんでした。2日目となる22日に寄り付き、初値は4645円、公開価格が1050円だったので、4倍以上での寄り付きとなっています。
そのまま22日に上場来高値4780円をつけ、3月までで高値から半値近くまで株価下げてますね。新規IPO銘柄の宿命でしょう。
しばらく株価はもみあいを続けてましたが、VCの売却もあり、8月18日には上場来安値1931を付けるとこまで下げてきました。
【事業の状況】
2022年2月期に入って、売上の伸びが急加速しています。DXコンサルティングのプロジェクトの大幅な需要増加が主な要因となっています。
プロダクト事業のKPIとなるサイト登録数は増え続けているものの、伸びは鈍化してきています。同事業は安定成長期に入った感じでしょうか。その代わりにインキュベーション事業が急成長した結果、会社全体の売上が高成長となっているわけですね。
DX市場は拡大傾向ですし、ここから同社の売上が落ちることは考えにくいので、通期の上方修正がそのうち出そうですね。
インキュベーション事業が一時的に増加したことで、売上高総利益率は若干悪化しています。とは言え、79.8%というのはすごい数値ですよね。政府統計では情報通信業の売上高総利益率の平均値が46%と示されているので、同社は業界内でもかなりの高水準ということになります。
【今後の展望】
インキュベーション事業の調子が良いですが、この状態はしばらく続くと考えています。9月1日にはデジタル庁も創設されますし、今後はさらに多くの企業が事業のデジタル化を進めていくでしょう。WACULの事業成長も加速していくことが予想できます。
株価で気になる点はジャフコグループの動向ですね。同グループのWACUL株式保有比率はまだ28%なので、株価が上がってきたタイミングでまた大量の売りが出されてしまうことも考えられます。私はここが気になり購入できません。良い会社だと思うんですけどね。
【最後に】
WACULの取締役の方々の経歴をみると、高学歴で大企業出身の方ばかりで圧倒されます。
自分には想像もできないようなアイディアを出して、事業を大きくしていくんだろうな~っと思うと、それだけでも株を買いたくなってしまいます。
同社の将来に期待しながら、株価を追っかけていきます。
以上です!最後まで読んでいただきありがとうございます!
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