ジーネクスト(4179) ~今後の株価は~
【初めに】
私は最近DX銘柄を物色していまして、この銘柄に興味を持ちました。事業内容的に面白そうですし、売上もしっかり伸びています。今年の3月に上場して、そこから株価下げ続けていますが、そろそろ反発してくるのでは、と期待しています。
【企業説明】
ジーネクストは顧客対応プラットフォーム「Discoveriez」を提供しています。「Discoveriez」はコールセンターやメール、チャットといった様々な窓口に顧客から寄せられた問い合わせやクレームの内容を一元化し、活用できるソフトウェアとなっています。
事業は「顧客対応DXプラットフォーム事業」の単一セグメントとなってますが、売上高は「クラウド事業」と「オンプレ事業」、「その他」の3サービスに区分されます。直近の売上構成比は「クラウド事業」が75%程度と、大部分を占めています。それぞれの事業内容を以下にまとめます。
「クラウド事業」:「Discoveriez」を提供し、導入料や月額のライセンス利用料を受け取る。
「オンプレ事業」:「Discoveriez」をオンプレミス型で提供し、導入料やメンテナンス・保守費用を受け取る。
「その他」:受託開発やコンサルティング等を行う。
【株価の推移】
今年の3月に上場して、上場日が上場来高値となってしまっていますね。日足チャートをみると緩やかな右肩下がりとなっており、7月20に上場来安値を更新しています。7月1日に制度信用銘柄に選定されていて、ここで一旦株価上昇したんですけど、続かなかったですね。
【直近決算のまとめ】
5月13日の本決算が直近の決算発表です。前期比で売上高は64%増、利益は黒転とかなりの好決算だったと思うのですが、今期予想がかなり保守的となっていますね。売上高は19%増で、減益予想と、これは株価下がるよなあって感じですね。
「Discoveriez」の累積導入件数は2021年3月期で97件に到達しています。元々「Discoveriez」の各システムは個別のサービスとして提供されていたのですが、それを2019年11月に統合し、「Discoveriez」としてリニューアルしました。ここで気になるのが、統合してから導入件数の増加率が上がっていることなんですよね。それだけ統合した「Discoveriez」が良いサービスであるということですよね。そもそもまだ導入件数は97件なので、対象が大企業とはいえ、伸びしろはまだまだたくさんあると考えられます。
さらに面白いのが、今年の秋ごろに提供予定の「Discoveriez」ライト版です。標準化することで開発コストを下げて、中堅企業をターゲットにします。今までは顧客のほとんどが大企業でしたが、これからは顧客の半分くらいは中堅企業になっていく想定ですね。中堅企業というと定義が難しいのですが、今までターゲットにしていた大企業に比べれば圧倒的に顧客の数は増えるはずなので、今後の売上の伸びにも期待ができます。
売上高の推移を見ていくと、今期は前期比で64%増ですが、詳細を見ていくと、クラウド事業の売上は前年から2.8倍にも成長しています。その他事業に関しては新規案件を停止しているとのことで、売上は下がっていますし、オンプレ事業も売上下がってしまってますが、主力のクラウド事業がここまで伸びているのは今期以降にとても期待できますね。これだけの成長率をみせているにも関わらず、売上高の今期予想が19%増というのは保守的すぎるとしか言えません。
【今後の展望】
先ずは「Discoveriez」ライト版の導入、拡大がしっかり進んでくれるかどうかが重要ですね。既に大企業が導入しているサービスのライト版なので、リリースさえ出来ればすぐに売上に結びついてくると考えています。そうなれば売上高の大幅な上振れもあり得ますね。
現在の提供サービス以外にも、現在ジーネクストは行政だったり、医療・介護分野での「Discoveriez」の利活用を模索しています。既存のサービスを改良するだけなので、ここが上手くいけば利益率はかなり良くなるでしょうね。
今期の会社予想がかなり保守的なのが気にはなりますが、私はそのうち上方修正だしてくると考えています。むしろ、株価下げ続けているこの辺が買い時だと思いますね。
【最後に】
本記事を書くにあたって某Y掲示板もちらっと見てみたのですが、ひたすら会社に対する不満で埋め尽くされてましたw。株価チャート的にはホルダーの大半は含み損状態でしょうし、ストレスもたまっているのでしょうね。私としてはこの辺が底だと思っているので、買うタイミングを狙っているのですが、もし株価リバってくれた際は掲示板の手のひら返しも楽しみにしたいですね。
以上です!ここまで読んでくださりありがとうございます!
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