ocean'sブログ

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Speee(4499)株価予想 ~今後の株価は~

【初めに】

今回はSpeee(4499)に関してまとめてみました。

この銘柄は自分のポートフォリオの中でも一番将来性に期待していて、ガチホしています。

押し目で追加買いもありだと思っています。

8月15日に更新済みです。 

 

【企業説明】

企業HPをみると、事業内容はマーケティングインテリジェンス事業(MarTechセグメント)とデジタルトランスフォーメーション事業(X-Techセグメント)、ビジネスR&Dの3つで構成されています。

ただ、決算資料をみると、20219月期の2Qから、MarTechマーケティングDXに、X-Techを不動産DXに名称変更しているみたいです。

マーケティングDX事業は、今までの事業で培ったデータを分析・利活用してのマーケティング代行とコンサルティングがサービス内容となります。この事業が祖業で、今までのSpeeeの売上を牽引してきたようですが、直近では不動産DX事業が追いついて来ています。

不動産DX事業はイエウールとヌリカエ、ケアスルの3つのサービスがあります。イエウールは中古不動産市場において、マッチングプラットフォームと業務効率化DXを提供しています。ヌリカエはイエウールのリフォーム市場版みたいな感じですかね。ケアスルは介護・福祉領域版です。

ビジネスR&Dは色々やってるのかもしれませんが、メインは子会社Datachainで行っているブロックチェーン技術のプロジェクトでしょう。お恥ずかしいことに、私は最初にSpeeeを発見したときはマーケティングDX事業と不動産DX事業のことだけみて買いました。後々IRをみて、ここってNFT関連なの!?って感じでDatachainのことを知り、より握力が強まったという形です。

 

【株価の推移】

ちょうど1年前くらいに上場していますね。8月に上場来高値6390円をつけて、そこから下落を続けていましたが、今年の3月に底を打ち、株価を戻してきていますね。株価が上昇してきた理由としては、上述したブロックチェーン技術の実証実験IRや今年の5月に出た上方修正が大きいと考えられます。6月に高値5110円をつけてから少し調整していますが、この辺で反転してくれればな~って感じです。

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株探 週足チャート



 

【直近決算のまとめ】

8/133Q発表が直近の決算発表になります。YonYで売上高と利益の成長がすごいですね。ただ、QonQでは利益面がマイナスとなっています。

決算資料にセグメントごとの売上比率が出ています。マーケティングDX事業が53%で不動産DX事業が46%となっています。ビジネスR&Dはまだ売上に貢献できるフェーズではないみたいですね。NTTデータと技術連携したブロックチェーン技術のプロジェクトは2022年度以降の商用化を目指しているので、もう少し時間がかかります。

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決算資料 より



私が注目しているのは不動産DX事業の成長性の高さです。YonYで売上高+75%はかなりの高成長と言えるでしょう。これまではマーケティングDX事業の売上高の割合が、全体売上の中で大きかったので、不動産DXの高成長がぱっとみでわかりにくかったのかもしれません。しかし、全体売上高の約半分まで伸びてきたことで、今後は不動産DXの成長=Speee売上高の成長という形に近づいてくることになります。今期のSpeeeの売上高は前期比で+34.7%です(上方修正発表後)。これがさらに伸びていく可能性があるわけですね。実際に会社としても不動産DXをメインの事業として拡大していくと言及しています。

不動産DX事業は市場の成長も期待できます。不動産業界のデジタル化は他の様々な業界に比べて遅れています。その分、伸びしろが大きいわけですね。

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決算資料 より



【今後の展望】

とにかく将来的にどこまで大きくなるかをみてみたい会社ですね。Speee単体でも不動産DXの成長性は高く、さらに市場の成長余地は大きい。さらにスタートしたばかりのケアスルは来期から利益貢献を見込んでいますが、介護・福祉領域のプラットフォームサービスなので、ここも市場は大きいですよね。

子会社のDatachainブロックチェーン技術の実証実験を大手企業と行っており、最近流行りのNFT関連銘柄としても注目を浴びていますね。正直、このブロックチェーン技術のところは私には難しくて、理解できていないことも多いのですが、一発当たってくれればいいなあ、くらいの感じでみています(笑)。ちなみにDatachainの社長はSpeeeの創設者なんですよね。新規事業の立ち上げに専念するためにSpeeeの社長を退任したみたいです。それほどまでにこのブロックチェーン技術に対する熱意が強いのでしょう。

現時点での懸念点を上げるとすれば、流動株式比率が低いところです。株探で調べてみると、現在の流動株式比率は23.5%程度です。みなさんご存知の通り、来年4月には東証の市場再編が行われますね。プライム、スタンダード、グロースの3市場に分かれるわけです。プライムはまあ置いておいて、スタンダードとグロースの両市場で、流通株式比率の上場維持基準が25%以上と定められています。私の計算ミスだったり、情報不足だったら申し訳ないのですが、Speeeはどの市場を狙うにしても、流通株式比率を上げるような手をうたなければいけません。役員が株を売るとか、新株発行とか、その辺が行われれば、まあ株価は下がっちゃいますよね。

 

【最後に】

上述の懸念点でも上げたように、どこかで株価を大きく下げるようなこともあるかもしれませんが、私としては今のところ売るつもりは全くない銘柄です。テーマ的にもDXNFTと、国策銘柄でもありますよね。購入を悩んでる人は新株発行とかが来て、株価下げた時に買ってみたらどうでしょうか?