Macbee Planetの株価予想
今回はMacbee Planet(7095)に関してまとめてみました。
ここは前から面白い企業だと思って監視はしていましたが、改めてチャートを見てみたら上場からずっと右肩上がりですね。前期の本決算前に買うかどうか散々迷った結果、買わなかったら2連S高してめっちゃ後悔した覚えがあります。さらに現在も上がり続けていて辛いです。。。
本記事は2021年9月19日に更新済みです。
【目次】
【企業説明】
Macbee Planetは主にインターネットを活用した販売促進、集客、知名度向上を目指す企業に対して、顧客生涯価値(LTV)を予測し、投資利益率の最適化を実現することで、マーケティングの課題解決を行います。同社の事業は以下の2つに分けられます。
・アナリティクスコンサルティング(AC)事業
➡Webデータを活用したマーケティング分析サービス「ハニカム」を利用して顧客生涯価値(LTV)を予測し、データを基にプランニングを行い、新規ユーザーの集客を完全成果報酬型で行います。「ハニカム」はマーケティングデータと購買データを紐づけて、LTV予測モデルを構築するデータ解析プラットフォームです。同事業の原価はメディア掲載費用で、売上総利益率は約15%となります。
➡集客したユーザーに対しRobeeが接客し、LTVの高い顧客へ転換させるWeb接客と、解約を検討するユーザーに対しチャットボットで継続を促進させる解約防止の2つのサービスがあります。「Robee」はデータ解析と機会学習により、消費者行動パターンを予測してWeb接客を行うことで顧客転換率を向上させるツールです。両サービスはどちらも原価が発生せず、売上総利益率100%という形になります。
売上総利益率100%ってすごいですよね。同社の売上高は97%がAC事業で構成されてるのですが、売上総利益ではMT事業が18.5%まで存在感を出してきます。
現状、主な顧客の業界は金融と美容になりますが、様々な業種への展開を進めていますね。
後は今年サービスを開始したばかりのI-Robeeがあります。デジタルコミュニケーション技術を応用し、IRのDX化支援を行います。
【株価の推移】
2020年3月に上場して以来、株価は適度な調整をはさみつつ右肩上がりの状態ですね。8月に安値6090円をつけてからリバウンドし、上場来高値を更新しています。
PERは約40倍ですが、新興グロース株の中では割高とも言えない数値だと思います。
【事業の状況】
今期の売上高は前年同期比で+25.6%と高成長を想定しています。前期より少し成長性落ちる予想ですが、進捗を適宜確認していきたいですね。
決算資料には業界別の売上構成比率推移が記載されていて、業界は美容と金融、その他の3つに分けられています。それぞれバラつきはあるものの、着実な成長がみられます。どこか一つの業界に依存していないのもリスク分散が出来て良いですよね。
AC事業の方が圧倒的に売上が高いのでMT事業の成長性が分かりにくいですが、2021年4月期のMT事業の売上高は前年同期比で+160%くらいあるんですよね。しかも売上総利益率100%なので、現状でも利益面では存在感があります。ちなみにMT事業はRobeeを導入するだけなので粗利率100%らしいですが、それでいいのかな?って思ったりもします。
1Q決算発表時にAlphaを連結子会社化したことによる上方修正を発表しました。既出の情報だったのですが、これで株価はS高しています。
私としては既に株価に織り込まれているものだと思っていたので、このS高は完全に想定外でしたね。
【今後の展望】
Macbee Planetは面白そうな材料がいっぱいある会社です。順番に説明していきます。
・子会社設立
➡リテンションマーケティング事業を独立させる形で株式会社Smashを設立しました。主な事業内容はコールセンターにおけるオペレーターの代替えや協業ツールとしてチャットボットを用いたDX化を支援することです。
Smashの社長は新卒社員が任命されて就任しているんですよね。かなり面白い試みですし、勢いのある会社だからこそこういったチャレンジも出来るのかな、と思います。
・資本業務提携
➡株式会社日本クラウドキャピタルとの資本業務提携を締結しました。日本クラウドキャピタルが提供する「FUNDINNO」を利用した株式発行会社は、非上場でありながら多くの外部株主が生じることからIR活動が必要不可欠ですが、IRに割くリソースが足りていないことが多く、課題があります。そこで、「FUNDINNO」を利用する会社に「I-Robee」を提供していくための業務提携となります。
最近、いくつかの会社でIR対応を変更する動きがありましたが、IR対応の業務量って増えてるように思います。こういった面でも、IRのDX化ってのは今後かなりの需要があるのではないでしょうか。
・新規事業
➡DX推進事業を今年の6月から開始しました。業務内容としては「新規ビジネスモデル構築」と「既存ビジネスモデルの改善」のコンサルティングになります。この辺は国策ですし、需要は確実にありますよね。今後の展開に期待です。
・完全子会社化
➡株式会社Alphaを完全子会社化しました。AlphaはAIを用いた独自の配信アルゴリズムと3Dクリエイティブ技術が強みのマーケティングテクノロジー会社です。売上高は前年対比約7倍と急成長していて、マクビーへの好影響を期待できます。
様々な材料がありますが、既存のAC事業とMT事業も順調に成長していますし、将来を期待できる会社です。今期中に再度上方修正を出してくることもあり得ると考えています。
【最後に】
Macbee planetのようなどんどん株価上がっていく銘柄は、一回買うチャンスを逃してしまうと中々買えないですよね。また押し目が来た時に購入を考えたい銘柄です。
以上です!
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